NPO法人ニュースタート事務局関西

VOICE

立ち止まるという選択肢

あなたが立ち止まることで,あなたは時間の支配から逃れたつもりかもしれない. しかし,時間の支配からだけは,どんなに私達が頑張っても逃れられない.

あなたが立ち止まったことは選択肢のひとつにすぎない.あなたは今までの経験から,立ち止まることを選択肢として選んだのだ.時間は待ってくれない.どんどんあなたに選択を迫る.その度にあなたは立ち止まるという選択肢を選んできた.

その選択肢はあなたにたくさんの利益をもたらしてきた.その選択肢を選ぶ度にあなたは自分が得をしたかのように思いだし,あなたは,これこそ最善の道だとその選択肢を選び続ける.

結論から言えば,その選択肢は悪くない.だが,最善の道とはいえない.あなたから他の選択肢を奪ったからだ.あなたに,立ち止まるという選択肢を選び続ければ間違いないという固定観念を植え付けたからだ.

固定観念はあなたを腐敗させる.あなたは,他の選択肢を実行したらどうなるかということを,実践ではなく,想像からでしか考えられないような思考回路を作るようになる.

その結果,あなたはいわゆる頭でっかちになり,経験を怖れ,ますます,あなたに立ち止まるという選択肢を切らせる. そのあなたもあなたであり,尊重すべきものであり,誰も非難はしないかもしれない.ただ,実践したあなたというのを,想像ではなく経験して感じた気持ちを所有したあなたというのを,この世に存在させてみるのも,あながち面白くないことではないと思う.

                    

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時間は選択肢を切らせるのを迫る.あなたが長期間に及ぶタスクをする場合,あなたはそのタスクが長期間であるというだけで,立ち止まるという選択肢を切るかもしれない.それは,学校教育が物事を早く終わらせることだけを善としている事に由来する.あなたはその価値観を捨てた方が良い.タスクをする目的を結果に求めるのではなく,プロセスに求めた方が良い.そうすれば,たとえ挫折しようとも,あなたはやったプロセスの分だけ充実感が得られるだろう.

                    

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時間はみんなに平等に迫ってくる.それをどう使おうとも,あなたの自由であり,誰も何も文句を言う権利はない.ただ,あなたが時間の支配に強い恐怖を感じており,それに対して立ち止まるという選択肢しか切れていないのなら,以上のような考え方を取り入れても悪くはないのではないかと思う.

ユンゲスト