NPO法人ニュースタート事務局関西

VOICE

愛すべき彼女達

 彼女達には何か影がある.若さゆえに恋愛経験が少なく,人間を観る目がない僕達にも,それはわかる.

ただ,その恋愛経験の少なさゆえに,僕達は第一印象の外見や雰囲気にどうしてもとらわれる.彼女達に見えるその影を,僕達は,不幸な過去を背負っているんだ,淋しそうだと思って,彼女達に同情したり,彼女達を守ってやろうと思う. 加えて,彼女達のルックスは良くて,コケティッシュな雰囲気を必ず醸し出している.

そんな彼女達に僕達は思考回路を寸断され,彼女達にメロメロになってしまう. 結婚して夫のいる相手や彼氏がいる相手とは付き合おうとも思わない.それは不公平な恋愛だからだ.相手には逃げるところがあるからだ.みんな最初はそう思っている.僕達も倫理を気にする方なので絶対そんな付き合いはしない.

しかし,結婚している人,婚約者のいる人,彼氏のいる人を好きになることはあるのだ.彼女達が僕より年齢がかなり下だったり,話をしていても,結婚や夫や彼氏の話はでないので,僕達はまさか彼女達は結婚してはいまいと思う. 僕達の勝手な思い込みだと思うだろうが,そうではない.

なぜなら,彼女達が,付き合い初めには僕達にそれを隠しているからだ.意識的にだろうが,無意識的にだろうがを問わず,彼女達はすました顔でそれを隠しているのだ. 一番初めにこれを彼女達にやられた時は,僕達は正直かなりへこむ.本当に何を信じて良いのかわからなくなる.女性恐怖症になるんじゃないかなんて思う.恋愛するのが,恐くなってしまう.

しかし,何度も同じことをやってくる彼女達に,僕達はやがて耐性ができてくる.本当にそれは彼女達だけが悪いことなんだろうかと思い始める. スキを見せた僕達自身は悪くなかったろうか.彼女達との恋愛は他の女性との恋愛より,何かしらすばらしい魅力があるのだ.僕達は無意識に彼女が本気ではないことに気付きながら実は恋愛していたんじゃないか.そんな僕達は実は失ったものなんて何もないんじゃないか.

あのすばらしい恋愛ゲームができたんだから,むしろ彼女達に感謝しようではないか.彼女達は最後までつまり,結婚に至るまでは僕達をだまさなかったんだ,結婚前に良い恋愛ができたんだからむしろ良い経験させてもらいました,ありがとう,なんて思ってくるのだ.

彼女達を現在,僕達はむしろ同情さえしている.僕達がひきこもったのと同様,彼女達は心のどこかでさびしかったのだ.誰かに慰めて欲しかったのだ.それは,僕達でなくて,他の誰でも良かったのかもしれない. でも,僕達が選ばれた.選んでくれたんだ.僕達はそれに答えた.そして,一時の楽しい時間を共有することができたんだ.

彼女達は今も淋しくなるたびに男を渡り歩いているんだろうか.自分を認めてあげて,大事にして,今の現状に満足できて彼女達が幸せを掴めればいいのにね,なんて思う今日この頃.

あとがき ニュースタートHP1周年にあたり書かせて頂きました.突然の原稿依頼で,内容が全くニュースタートと関係ない文章でごめんなさい. ニュースタートHP1周年管理人さんおめでとうございます. 目指せアクセス10万件\(^o^)/.ニュースタートの発展を心より願っております

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